インプロクラスで今まで印象に残っていること
セカンドシティのウェブサイトと私の体験をベースに
各レベルで教わったことと、印象に残ったアクティング等を書いていきます。
セカンドシティトロントの1クラスを受けた私個人の解釈、そしてインプロ学び途中の身なので、自己満足の内容になっています。ご容赦ください。
インプロレベルAクラスは、インプロのイントロダクションです。
インプロには欠かせない、相手のアイディアを受け入れて、それを踏まえて自分のアイディアを足していく「Yes And」フィロソフィーを数々のエクササイズ・ゲームを通して学んでいきます。
日本でもやったことのあるインプロ入門エクササイズもいくつかありました。
部屋の中をランダムに歩きながら、誰かが提案したことを「Yes,Let’s!」と言ってやってみる、Yes Let’s!
円になってアクションと音を回していくアクション回し
ひとり1回1単語ずつ喋り、みんなでストーリーを作っていくワンワードや
ひとり1文・もしくは区切られるまで喋り、みんなでストーリーを作っていくシェアードストーリー…
ワンワードで面白いのは
日本語でやるとひとり一文節なのですが
例「ある日/小さい子犬が/家の前に/立っていました」
英語だと一単語ずつなので
例「One / day / a / small / puppy / stood / in / front / of / our / house」
日本語でやるよりも英語のほうが、ひとりが進められる内容が短いです。
しかも、英語は’a’’やin’も一単語に入るので、気づいたらa/theばかり言っているということも。
印象に残っているゲームは、
相手のアイディアにYesということ、そして仲間からYes!と言われるとどんな気持ちか体験できる「テレビショッピング」というエクササイズです。
1人がテレビショッピングのセールスマンになり、商品「〇〇(形容詞)な〇〇(名詞)」をテレビショッピングのようにパフォーマンスすながら売ります。他の人たちはそのセールスマンの周りに立ち、セールスマンの一文一文に対してYes!と全力で賛成しながらセールスマンを応援します。
そして「Yes!yes!」と聞いてくれるオーディエンスのサポーティブなパワーを感じながらセールスをするので、 やっている方もどんどん楽しくなってきました。
Yes!と言っているときも、なんだか楽しくなってきてクラスの雰囲気があたたまったエクササイズでもあったなと思います。
レベルAでやった楽しかったアイスブレーキングゲームです。
いい大人たちがこれを真剣にやっている感じがさらに面白かったです。
インプロレベルBでは、ストーリー作りがメインテーマです。
「Yes And!」はもちろん
「Explore and highten」(探求して高めていく)
ぴったりな日本語の説明ではありませんでしたが
例えば、「皿洗い」は、ただお皿を洗う動作だけでは収まりません
汚れたお皿を眺める、洗剤でお皿を洗う、水で流す、水の温度を感じる、、、
それぞれのシーンで感じたことや、なぜそれをやっているのかを考え
どんどんその思いを強めていくと自然にストーリーができていきます。
Object(道具)を使う動作にも意識を置く指導を受けました。
Objectがあると、Exploreしやすいうえに「次何喋ればいいの。。」という不安を助けてくれます。
シーンの流れは
1、Routine ルーティーン=シーンの中にある日常を作ります。
自分が誰なのか? 登場人物同士の関係は?どこにいるのか?なぜそこにいるのか?
これを会話の中ではっきりさせていったら。。。
2、Something happen, then it changes routine.
その日常を変えるような出来事を起こします。
キャラクターがその出来事に反応して感情が変わっていきます…
3、New Routine/Relationship changed!
結果、その出来事によって登場人物同士の関係性や日常が変わります。
ただやっていることを説明する、やるべきことを相手に教えるようなシーンでなく
なにかをやりながら、違うことをしゃべることを心がけることもよく指導されました。
スライドショーやスローモーション実況中継、Describe Video…
エクササイズの詳しい詳細は省きますが(最初2つは日本でもやったことありました)
2人がステージ上に立ち、別の2人がそれぞれステージ上にいる2人の動作を決めていくエクササイズをいくつかやりました。
インプロレベルBクラスは、毎週同じアイスブレーキングから始まりました。
このゲームをやると、インプロの時間が始まる!と頭の集中力がぱっと切り替わる気分になりました。
そのアイスブレーキングの1つ、Big Booty!
今までのクラス全体で感じたことは
人の前(ほかのクラスメートの前)に立ってシーンを行うことが多いことです
他のクラスメートのシーンを見て学ぶことも多いですし、一緒に笑うことも多いです。
私は、英語がネイティブではないことが大きなコンプレックスで
私と組む人に恥をかかせたらどうしよう、言ってることわかんなかったらシーンにならない、、、とはじめは申し訳なさをむき出しにしていました。
そしてある日、ついにクラスが本当に楽しく感じないまま終わってしまった日がありました。
「あなたはシーンの100%を背負っていない。シーンの半分しか背負ってないことを思い出してね」
という言葉を、英語でインプロするか迷っていた時にいただいたことを思い出して
クラスメートに、うまく言えないですが、自分が失敗することでなく、パートナーと一緒にシーンを作ること、そのために自分をオープンにすることを意識したらだいぶ気持ちが楽になり、後半のクラスは毎週本当に楽しかったです。
ただやはり、理解することがひとつのゴールになっている部分はあり
「Yes!Yes!」だけ言って新しいアイディアを出すのに時間がかかることが多いですが
少しずつ、自分のアイディアも出せるようになってきました。
本を読んだり、ドラマや映画を観て英語の語彙力や表現力をつけると同時に
言葉に頼らない表現力を、思いっきり伸ばしていきたいな!と思います。
最後に日本の英語・日本語のバイリンガルインプロコメデイーグループによる
インプロの紹介です。